現役保険営業マンがオススメしない保険「変額保険」
死亡保障の保険に関しては前回まででお伝えした。「終身保険」、「定期保険」、
「収入保障保険」、この3つを単独であったり、またうまく組み合わせて加入
するのが現状ベターではないかと思われる。
しかしここ最近一部の保険会社で扱われている「変額保険」に加入する方が
増えている。
これは通販の扱いはなく、保険営業マンからの案内で加入する保険になるのだが、
ざっくりわかりやすく言うと、保険に投資信託が合体したものである。
貯蓄性の保険ではあるが、終身保険等とは異なり、積立金の運用方法は保険会社が
選ぶのではなく、提示された中から加入されたお客様が選んで運用する形になる。
ある程度の会社で退職金制度として「確定拠出年金制度」や「日本版401k」と
いった制度を採用しているが、まさしく同じような感じで複数の運用商品をそれぞれ
個人が導入割合を決めて採用し、その組み合わせで積み立てていく制度である。
投資信託程運用の選択肢は多くないが、主に世界株式米国株式や債券などから割合を
決めて運用するのだが、そもそもの話、保険と投資信託を何故一緒にして考えなければ
いけないのだろうかと思う。
保険は保険、投資信託は投資信託で考えた方が効率はいいと思う。
特に投資信託はiDeCoやNISAを利用すると非課税枠が使えるので
運用益を考えるとこちらの方が得になる可能性が高い。
もし変額保険を勧められていたら、保険は定期保険や収入保障保険で安く準備し、
運用は投資信託でiDeCoやNISAを利用する方法を私はオススメします。