保険営業マンへの転職を考えている人へ(2)
保険営業マンへの転職は絶対にやめた方がいい!!
これは本当に強く言いたい。
まず私は保険業界に入って20年近くになるが、その間に保険業界を去っていった
人を何百人とみてきた。
意気揚々と乗り込んできても、2、3年もたない人が大半で、中には1年以内に
去っていく人もいる。
何故そんなに定着しないのか?
答えは一つで、行く先がなくなってしまうからである。
行く先がなくなってしまうとはどういうことか?
国内保険会社は担当エリアが割り振られることが多く、その中のお客様は基本的には
そのエリア担当者が引き継ぐので、定期的に「行く先」がないとは言えないかも
しれないが、そんなに都合よく保険に入る人がみつかる訳でもない。
外資系の保険会社は尚更である。
外資系保険会社は基本的にエリアを持たないので、その保険営業マンのさじ加減で
仕事をしていくことになる。
極端な例で言うと、東京を拠点として活動している保険営業マンが大阪のお客様を
紹介されるケースもあり、エリアは関係ないので面談に伺うことも全然ある。
ただしその交通費等は自腹である。
それでも行くことがあるのは、「保険の話を聞いていただけるから」である。
保険営業で一番難しいのは、提案の内容ではなく、提案する相手を見つける事で
あり、興味のない方は当然土俵にあがらないので、取り組みしたくてもできない
訳である。
百発百中の保険営業マンはいないので、面談に失敗して申込をいただけないケースは
どの保険営業マンにもある。
しかしそれを引きずることなく、次の面談相手を探して提案をしなければ成績は
挙がらない訳である。
つまり、保険営業は打率よりも打席数が大事なのである。
この打席数が減ってしまう為、保険営業マンはどんどん去ってしまう訳である。
「私保険に入りたいです!」と私の前に順番に並んでくれる状況が永遠に続いたら
どんなにいいだろうと思うが、そんなのは100%ありえない。
保険営業マンでいる限り、行く先を見つけるのは必須条件なのである。