保険不要論(1)
たまたまyoutubeで検索すると、保険不要論を説くアップ動画が
ものすごく多いのには少し驚いた。
全部観ていないが、まあだいたいは実際に保険を使うことはそんなにないとか
コストパフォーマンスが悪く、資産形成であればNISAやiDeCoの方が
よいという内容が多い。
また保険会社や保険営業マンの収入に取られているという内容もある。
現役保険営業マンの立場から言うと、間違ってはいないかもしれないが、
結局は個人の判断になるので、あくまで参考にしていただくと良いのでは。
という感じの印象になっている。
実際、掛け捨て商品(特に医療保険)は保険会社の利益になっている一番の
商品であり、実際に入院したり手術したりする人が加入者の中でどれぐらいの
割合かといえば、かなり低い。(ここ最近のコロナ給付は例外として)
また給付したとしても実際にそれまで支払われた保険料と比べるとまだまだ
給付金額の方が圧倒的に少ない。
当然差額は保険会社の利益になる訳である。
また運用面で言えば、保険の運用のメリットは将来的な満期金や解約返戻金の
金額がほぼ確定している点で、しばらく資金を動かせないデメリットはあるにしても
将来的な老後資金の準備としては効果があった。
しかし運用金利の低下により、増え幅は徐々に減少しているのは事実であり、
運用のメリットとしては低くなっている。
またNISAやiDeCoは節税効果が大きいので、わずかな生命保険料控除と
比較するとその効果が全然違うのは事実である。
ではそれらを踏まえると、本当に保険は必要ないのだろうか。
この続きはまた次回に。。。